Yきょうじゅ

私が勝手に師匠と思っている人に、Y教授がいる。

Y氏に会ったのは、北大工学部のT研究室でだった。当時Y氏は講師で、私が興味を持っていた数学基礎論にくわしそうだったので、そこの研究室にもぐりこんだのだった。結局その研究室には1年すっぽかして1年しか行かなかったのだが、Y氏は辛抱強く私を説得してくださった。落第生の私をとにかく研究室に足を向けさせようと、Y氏は私と1対1で毎週論理プログラミングの基礎論を教えて下さった。Y氏はほめ上手で、私を「山師」とほめて下さったので、その気になった私はようやく研究室に足を向けるようになった。Y氏はその後、京大の教授に就任された。

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