introセッション(高田馬場)

この年齢になるともうあまり週末家族全員でどこかへ出かける事はなくなってきた。今日は土曜日だが子供達はそれぞれ自分の用事があり、それなりに忙しそうだ。

久しぶりに四谷「いーぐる」に行ってみた。東京最後の「私語禁止・高級オーディオ・大音量」のジャズ喫茶だ。

私が上京した頃にはまだたくさんあったジャズ喫茶は年々廃業するか普通の喫茶店になっていき、もう「いーぐる」を残すのみです。吉祥寺「メグ」はもう普通の喫茶店だし、「A&F」「マサコ」「音楽館」「ちぐさ」はもうありません。

その一方で定期的にジャムセッションを開くジャズバーはむしろ以前より増えている。音楽が聴くものから演奏するものへとかわって演奏を楽しむ事が普通の趣味になってきているのかもしれない。

夕方5時には高田馬場「intro」のジャムセッションへ行く。こんな早い時間に来るのは久しぶりだ。入ってみるとベースが私を含め3人、ドラムが4人くらい、フロントがサックスの井上さんだけでコード楽器は一人もいないという状況だった。しばらくベース+ドラム+井上さん、という構成で何曲も演奏する。

夜7時を超えたあたりからテナーの人やフルートの人が来てそれなりにフロントが充実してきたが、コード楽器は8時頃にピアノのミキさんが来るまで誰もいない状態だった。
ベースは途中から私ともう一人の若い方の2人になったため今日はたくさん演奏しましたが、1曲だけ痛恨の演奏があった。

知らない曲だったので初見で借りた譜面を見ながら演奏を始めたのだが、譜面の進行と周りの演奏がどうにも噛み合わず、曲の途中で演奏を断念してベースをかわってもらいました。曲の途中で演奏を断念するのは初めてですが、仕方がありません。

今日は”Good Bait”, “Satin Doll”, “I’ll close my eyes”, “Beatrice”, “Just Friends”, “Autumn Leaves”, “Ornithology”, “There will never be another you”他を演奏して10時頃帰る。