どうげん

今日は同源中国語学校の日だ。

といっても私が行くのではなく、長男Tが行くのだ。日曜日の午後3時からやっていて、20人くらいの生徒がいる。華僑の子供向けの中国語学校である。日本に住んでいると中国語を忘れてしまうので、こういう学校があるのだ。先生はもちろん中国人で、中国の教員免許ももっているという人だ。教室は、市の国際交流センターの一室を借りてやっている。私は長男Tを教室にあずけたあと、近くのマンガ喫茶でコーヒーをがぶ飲みしながら週刊ダイヤモンドを読んで時間をつぶすというのがいつものパターンだ。

ひげ

今日、髭を剃った。

ずっとのばしてみたのだが、今ひとつ似合わない。「小笠原 道大」を目指したのだが、「カンフーの先生」のようだった。なぜか。私の髭が薄いのだ。最初は髭が短いだけかなと思ったのだが、長くなってもいかにも貧弱である。髭をのばしてみて気がついたのだが、道を歩いていても髭をのばしている男性は案外少ない。髭が濃い人は一種のおしゃれだと思ってもっとのばしてみてもいいのではないだろうか。結局私は剃ってしまったが、髭が濃い人は一種あこがれでもある。

ぼうりょく

先日、カナダに住む中国人の友人と東京で会う機会があった。

その夫婦は子供が一人いて、幼稚園に通っている。カナダでは、幼稚園児にまず教えるのは、「親が暴力をふるったらすぐ連絡しろ」という事だそうだ。児童虐待の防止のためである。時代は変わっている。日本では児童虐待、ドメスティックバイオレンス、ストーカーはつい最近まで警察が出動する事態ではないとされていた。現代ではマスコミが頻繁にとりあげ法律の整備もされたせいで警察の力を呼び出すという選択肢があるという事が広く知られるようになった。いいことだと思う。

最近のいじめ自殺の一つの処方箋として思うのは、暴力、恐喝は立派な犯罪なので、警察の力を呼び出すという選択肢がありますよ、という事を子供たちに広く知らせる事がいいのではないか。特に教師主導の集団的な暴力については親主導で民事裁判をおこすのがいいのではないか、と思うのですがどうでしょうか。

おい

私には、中国人の甥がいる。

彼は高校1年生で、北京に住んでいる。私は中国語ができないので、彼と話をするときは英語なのだが、堂々としたものだった。彼の高校は、アメリカの高校を姉妹校提携をしているらしく、交換留学生の募集をした。彼はそれに応募し、先日面接を受けた。面接官はもちろんアメリカ人である。面接の題目は、「アメリカ人が中国にやってきました。どこに連れて行きますか?」というものだった。

他の応募生が「天安門広場につれていく」「万里の長城につれていく」などと答えるのを尻目に、彼は「自分の家につれていく」と答えた。
自分の家に連れて行って何をするのか?という質問には、
「ラーメンを作ってやる」
ラーメンが好きなのか?という質問には、
「別に好きではないが、それしか作れないから」
ちなみに彼は勝手に交換留学生に応募し、両親がそれを知ったのは面接の前日だった。

痛快な子供だ。私が面接官なら彼は合格である。彼の母はもし合格してアメリカに行ってもやっていけるのかしら、ととても心配しているのだが、大丈夫、中国人なのだから、世界中どこへ行ってもなんとかやっていけるよ。

しずか

中国文学者の白川静さんが亡くなられました。

中国文学者の白川静さん死去 著書に「漢字」「孔子伝」

白川氏の「孔子伝」を読んだのは、学生時代の時でした。従来の孔子像を大きく覆す、しかし大変説得力のある孔子像を描き、衝撃的でした。ご冥福をお祈りいたします。