国策のパブリッククラウド…

なんかもううんざりする話だ。

国策のパブリッククラウドは必要か

この手の「予算クレ話」はいつになったらなくなるのか。

「検索技術はインターネットのインフラだ。インフラがグーグルに握られているのはいかがなものか。国として検索インフラ技術を持つべきである。」

->「なるほど。予算をつけましょう。」

->予算が付きました。

->予算が付いてから、大幅にトーンダウン「我々は、グーグルに対抗する気は最初からない」

->そもそも、著作権の関係で国内に検索エンジンを置けない事が判明

->「予算はもう使っちゃいました」

この手の話は予算を使うベンダーの顔ぶれがいつも同じなのだ。

もう今から、必要性がなくても「予算が付いたんだから、使っちゃおうぜ」というひそひそ声が聞こえてきそうだ。

Ustream

NHK番組の裏番組をネットで生放送していた。

14万人がみた“革命的Ustream放送”「激笑 裏マスメディア~テレビ・新聞の過去~」の裏側

ピーク時で1万人が同時視聴、延べ14万人が視聴したこの生放送のスタッフは1名だった。

機材はカメラ、三脚、PCの3つ。

専用スタジオからではなく、個人邸宅からのネット放送だった。もう既存メディアはコスト的に太刀打ちできないだろう。

ブラフ

当時自分はエンジニアの人材派遣会社に登録してそこから仕事を紹介してもらっていた。いわゆる「客先常駐」というやつだ。仮に常駐先をA社としよう。実際にはA社の社員という肩書きでI社に常駐していた。身入りは会社員をやっていたころよりもずっと良かったが、派遣会社に相当抜かれていることは薄々感じていた。

派遣会社を通した1年契約も終わりに近づいた日、ダメもとでA社の部長に掛け合った。

「部長、自分と直で契約してください。」
「ああ、いいよ。一人月〇〇円でどうだ」
「そんなにもらえるんですか」
「派遣会社のK君にはこの事は言わないように」
「わかりました」

K氏は派遣会社の私の担当者だった。K氏には1年契約が終わったら更新しないことを告げた。

K氏「次の仕事はどうするんですか」
「それはあなたに言う必要はありません」
「今辞められると困るんだよ。部長に対してもうちの面目がたたないじゃないか。引き抜かれたのか?」
「…」
「あなたが言わなくてもこちらで次の仕事先を調べさせてもらいます。クレームを入れますよ」
「…」

暗澹たる気持ちで部長に相談した。

「A君、そりゃブラフだよ。その程度でびびっちゃいかん」

「ブラフ」自分はその一言で目の前が明るくなった。かけられていた魔法が解けたような気持ちだった。

K氏「あなたの行き先を調べさせてもらいますよ」
「どうぞご自由に」

自分がまだフリーになったばかりの頃の話だ。今はもうA社もその派遣会社もない。