「Addバンド」(帯広平原まつり、ストリート・ジャズ・イン・オビヒロ)

昨日から故郷の帯広に帰省しています。今日から3日、帯広平原まつりが開催されています。そのなかのイベントの一つとして、「ストリート・ジャズ・イン・
オビヒロ」が今日おこなわれます。これは、毎年行われる恒例のイベントなのですが、帯広在住のミュージシャンによる野外のジャズライブイベントです。場所
は、帯広駅前の大テントのある広場です。イベント自体は3時から始まっていましたが、目当ての「Addバンド」が7時から始まるのを知っていたので、夜7
時にさっそく行ってみました。このバンドはかつて帯広にあったジャズ&バー「Add」のマスター中村夫妻を中心に構成されています。ピアノ、ベース、ドラ
ム、アルトサックス、トランペットという構成で、スタンダードナンバーを次々に演奏します。4、5曲終わったところで、なんとコルネットの浅倉のおじいさ
んが車椅子にのって登場しました。このおじいさんは古くから帯広で演奏活動をしていた方で、帯広のジャズの歴史そのもののような人です。私が最後
にお見かけしたのが3年前の平原まつりで、もう引退されていたかと思いました。Autumn Leaves, My Funny
Varentine等を演奏します。メロディーのところはボーカルで歌ったり、ちゃんとコルネットでアドリブソロをとったりしています。私は、これを見るために帯広に帰ってきたのでした。

introセッション(高田馬場)

先週から、妻と子供が私の実家に帰省していて、私は今一人暮らしです。都心へドライブに出かけました。若いころ毎週のように通った秋葉原へ行き、メインストリートを自動車で疾走して超いい感じです。
夜7時に高田馬場へ行き、イントロへ行きました。行ってみると、知っている常連が何人もいます。皆久しぶりですね。相変わらずジャズやってますな。私は一
曲目、2管で"Confirmation"を演奏する。初めて見るテナーを吹いていた中年の渋いおじさんが、さいしょ普通の演奏だったのが、だんだん調子
が良くなってきてもりあがったいい演奏をしています。私も最初硬い機械的なビートだったのが、演奏しているうちに腕があったまってきて、スイングするよう
になってきました。典型的なビバップ的演奏で盛り上がりました。そういえばイントロのベースにピックアップがありません。ウッドベースを生音で演奏してい
ます。2曲目、"Candy"を演奏します。フロントのトランペットの人は音がバリッとしてよる通る音でなかなかこういう演奏は聴いたことがありません。
3曲目、"Night And
Day"を演奏します。フロントは1曲目と同じ渋いおじさん。ミディアムテンポのしっとりした演奏になりました。そういえばイントロという所に集まる人は
学生から若いサラリーマン、おじさんおばさん、たまにおじいさんと、いろいろな年齢層の人がいます。こんなに世代が違う人々が対等な立場で一緒に何かをや
るという機会というのは実はなかなかないのではないかと思いました。イントロセッションは貴重な経験です。