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カブドットコム証券が、新しいサービスを開始した。

「スタートは安全性を重視した」—カブドットコム証券が夜間取引を開始

記事によると、システムはパッケージを元に開発し、OSはWindowsとLinux、オープンシステムで、自社開発でシステム投資は17億円だそうである。ここからは推測だが、OracleのようなRDBをデータ保存に使用し、複数台のサーバーで負荷分散、プログラミング言語はC++だろう。この選択は、いずれも正解だと思う。

逆に言うと、最悪の選択は、システムをゼロから開発、OSはメーカーの独自OS、メインフレームで、開発は丸投げで、プログラミング言語はCOBOLということになる。このような選択をしてしまうと、まずシステム投資が大きく、維持費も大きく、能力拡大やシステムの修正も難しく、またシステムを修正できるプログラマーの人口も減りつづけているため何かあったときのリスクも高い。残念ながら日本の会社は最悪の選択をとりやすく、またそれがIT戦略の失敗という形で競争力の低下を招いているのである。そう、日本はIT活用という点では後進国と言っていいと私は思う。

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