春陽堂閉店

帯広の古書店「春陽堂書店」が閉店した。

「春陽堂」が閉店 十勝唯一の古書専門店

帯広生まれの自分は、もちろん小さい頃から春陽堂書店に通いつめていた。よくマンガやハヤカワSF文庫等を買ったものだ。高校の頃は自宅から高校への通り道に春陽堂があったので、土曜日は「必ず」春陽堂に寄ったものである。89年に山内春陽堂主人によって創刊された十勝郷土研究誌「トカプチ」第一号には直前に亡くなられた奥様への謝意が記されている。私が高三の時に亡くなられた静子夫人は私が小さい頃から店番をされていたのでよく覚えている。

永い間本当にお疲れ様でした。

帯広の駅前はもうすっかりかわってしまった。カニの家も駅裏の小さなラジオパーツショップもすっかりなくなってしまったし、駅自体立て替えられて高架式になったので跨線橋も踏み切りもあとかたもなくなってしまった。自分の記憶にあって今もあるものはもう「平和園」と「はげ天」と「インデアン」くらいだ。

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