にくまん

今日の夕食はOさんの作ってくれた肉まんだった。

日本の家庭では夕食が肉まんというのはありえないが、中国では普通にご飯のかわりにまんじゅうが出ることがある。しかも皮から作るのである。まんじゅうは、小麦粉を練ってイースト菌でふくらませて、具を入れてふかして作る。今日は寒かったので肉まんの半分がしぼんで小龍包みたいになってしまったが、おいしかった。肉まんは、黒酢をつけて生のニンニクをちびちび齧りながら食べるのである。黒酢は「鎮江香醋」というもので、これは中国人のやっている雑貨屋ならどこでも売っている。

中国人社会ではよく、餃子パーティーというのがある。みんなで集まってわいわい言いながら皮から餃子を作ってお茶を飲みながら会食する。北京人が言う餃子とは水餃子の事で、餃子を焼くのは日本独自の習慣だ。水餃子の皮は焼餃子の皮と違い、肉厚で食べ応えがある。普通男性は皮を延ばす役なのだが、皮を延ばせない私は日本人という事でゆるしてもらっている。会食をしている間は、子供は大人同士の話を聞くのはつまらないので、子供同士でどこかで遊んでいる。両親が中国人でもだいたい子供は日本語が第一言語になってしまうので、大人同士は中国語で、子供同士は日本語で話すのがいつものパターンだ。

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