らじけん

私は高校の時、ラジオ技術研究部というクラブの部長をしていた。

このクラブ(通称「ラジ研」)は、アマチュア無線とパソコンを扱うクラブだった。パソコンといっても、当時はまだ8ビットマシンの時代で、PC-88とX1の時代だった。アマチュア無線をやる人はもう誰もいなかったので、早速電話級アマチュア無線技師免許をとって無線局の開局手続きをした。私と副部長のF君で校舎の屋上に上って銅線をつかったアンテナを張り、埃をかぶっていた無線機をひっぱりだしてアマチュア無線をはじめた。アマチュア無線というのは何をやる趣味かというと、「誰か聞こえますか?」という発信をして「聞こえますよ」というのが来たら「ああよかった、交信証明カードを交換しましょう」という事をやる趣味だ。学校祭の時には「記念局」というのを開局して、そのときに交信した相手には記念の特別な交信証明カードを発行するのだった。帯広には他に帯広工業高校がアマチュア無線をやっていて、よく交信したものだった。高校を卒業して20年たつが、もうアマチュア無線はやっていないだろう。

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