「Addバンド」(帯広)

今日は、「帯広平原まつり」の初日です。さっそく見に行きました。北海道各地から太鼓演奏家たちがあつまって太鼓の演奏をしていました。すごい迫力です。
「帯広平原まつり」のイベントの一つとして、「Street Jazz in
Obihiro」というイベントが開かれ、「Addバンド」が演奏するというので、見に行きました。

「Addバンド」の演奏は6時ごろからスタートしました。ベースとピアノは「Add」の中村夫妻、ドラムは知らない人で、アルトサックスが稚内でラーメン
屋をしている人だそうです。トランペットは、若い兄ちゃんで、なかなか張り切ったいい演奏をしています。曲目は、ほとんどスタンダードが中心です。2、3
曲演奏したところで、車椅子に座った浅やんというお爺さんが出てきました。この人はフリューゲル奏者なのですが、ずいぶん昔から帯広でジャズを演奏しつづ
けている人です。私も10年ほど前、まだ学生だったころに「Add」でこの方と共演したことがあります。右手の指もうまく動かず、演奏がたいへんそうです。しかし、比較的高い音も強く出ますし、音程もよく、リズム感もしっかりしていて、
ちゃんとまわりの演奏に対応してインタープレイしています。枯れた歌心のあるいいフレーズを吹きます。驚きました。曲と曲のあいだにはMCもこなし、「枯
葉」の演奏ではマイクを持ってスキャットもしています。見た目のよぼよぼさからはまったく想像できない元気はつらつ爺さんです。この爺さんの演奏を聞いた
だけでも帯広に帰省したかいがありました。いつまでもお元気でいてほしいと思います。

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